2014-01-01から1年間の記事一覧

スポーツ傷害 ④

肘の障害【野球肘】 野球肘とは、野球の投球動作の繰り返しによって肘関節に生じる障害の総称で 傷害の部位から内側型、外側型、後方型に分類されます。 ・内側型野球肘 投球動作では、加速期に腕が前方に振り出される際に肘を外側に広げようとする力が働き…

スポーツ傷害 ➂

【スキャモンの発育曲線】 子供の体の成長を表したもので、体全体が均一に成長するのではなく、年代によって成長する部分に差があることを意味し、 成長期における体力向上には適齢期というものがあります。 小学生の時期には神経の発達が最も盛んであると言…

スポーツ傷害 ②

今回はスポーツ障害の一つである【シンスプリント】についてです。 この春から入学や進学により、チームや部活の環境が変わったりすることで、体力的・肉体的にも疲労が溜まり、 怪我をしやすい時期でもあり、春先から〜初夏にかけてはスポーツ障害の発生が…

名勝負

平成26年4月27日(日) 近鉄花園ラグビー場にて、関西ラグビーまつりが開催されます 1984年全国高校ラグビー決勝 天理 VS 大分舞鶴 歴史に残る名勝負でした 私の同級生達が花園ラグビー場で30年ぶりに再戦します 本大会では天理が18−16でリード、終了間際舞鶴…

スポーツ傷害 ①

今回から新たなテーマとして【スポーツ傷害】です。 スポーツ傷害は スポーツ「外傷 と 障害」 に分けられます。 ・スポーツ外傷は骨折や脱臼、捻挫や打撲など急性疾患で、肉離れや突き指もこれに当たります。 ・スポーツ障害は使い過ぎ症候群(オーバーユー…

膝シリーズ 最終回

膝シリーズの最後として、これまでに紹介してきた疾患以外にもまだまだ沢山の疾患がありますが 今回は膝の運動療法です。 運動療法は膝周りの筋肉を鍛えて関節への負担を減らしたり、ストレッチで関節可動域を広げて 動きをスムーズにしたりする効果がありま…

膝シリーズ ⑤

【膝の成長痛 オスグット病】 成長痛は骨端症とも呼ばれ、成長期に成長軟骨の部分に痛みを生じる障害です。 オスグット病は主に10代前半の成長期の子供に多く発生し、運動のし過ぎ (オーバーユース)による障害の一つです。 膝蓋骨と脛骨は膝蓋靭帯という…

膝シリーズ ④

【変形性膝関節症】 自分の膝はまだ大丈夫! そう思っている人は多いと思いますが、この様な経験はありませんか? ・歩き始める時に膝が痛い ・椅子から立ち上がる時に膝が痛い ・階段の昇り降りの際に膝が痛い・正座がしにくい・膝の内側を押すと痛い・膝に…

膝シリーズ ➂

膝の外傷性疾患 半月板損傷 半月板は大腿骨と脛骨の間にあり、足から受ける負担を分散して、外からの衝撃やショックなどを 吸収する役目と膝関節の安定性や円滑な動きをもたらす役割を担っています。 半月板損傷は、急激な動きや膝に強い負荷が加わったり、…

膝シリーズ ➁

膝の外傷(スポーツ外傷)とは、アクシデントや交通事故など、膝に瞬間的に大きな力が加わり、 膝の骨折や脱臼、打撲や捻挫などが単独、又は複合して損傷します。 膝の外傷は特にスポーツの中でも、サッカーやラグビー、格闘技などの コンタクトスポーツで相…

膝シリーズ ➀

今回からは新たに【膝】についてのテーマでお届けしていきます。 膝関節は大腿骨・脛骨・膝蓋骨の3つの骨からなり、体重の負荷がかかる荷重関節の一つで 体の中でも最も大きな関節です。 膝は歩いている時でも体重の約3倍、走っている時には約10倍、 階…

腰痛シリーズ ➂

・腰椎椎間板ヘルニア ヘルニアとは、飛び出す・逸脱するという意味で、腰椎椎間板ヘルニアは背骨の椎骨の間にある 椎間板が変性し、組織の一部が飛び出す事を言います。 飛び出した椎間板の一部が神経を圧迫し、腰や足に痛みや痺れなどの症状を起こします。…

腰痛シリーズ ➁

●筋・筋膜性腰痛症 筋・筋膜性腰痛症とは、筋性腰痛症とも言い、筋肉が損傷したり過緊張を起こした為になる腰痛です。 原因は様々ですが、長時間のデスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢が長く続いたり、 普段からの姿勢(猫背)や、この時期には体の冷えも…

腰痛シリーズ ➀

腰痛の原因は急な動作をした際に筋肉が傷ついたり、腰周辺の筋肉が疲労して凝り固まってしまっていたり、 加齢などにより骨が変形してしまったり、内臓の疾患などからも起こります。 腰痛には様々な種類があり、筋筋膜性腰痛、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭…

新年明けましておめでとうございます

今年も皆さんに役に立つ内容をお届けしたいと思いますので宜しくお願いします。 今年最初のテーマは、多くの方が悩まれている「腰痛」です。 腰は上半身と下半身をつなぐ部分で、首から続く脊椎のうち、腰の部分にある5つの骨を腰椎と呼びます。 腰椎の下に…