トレーニング ⑭

【チューブトレーニング ➃】


・ 肩甲下筋のチューブトレーニングの方法


肩甲下筋は背中の肩甲骨の内側に張り付くように位置していて、上腕骨に繋がっている筋肉です。
肩甲下筋が収縮すると、上腕骨を体の正面から巻き込むように引き寄せる事により、上腕骨を内側に回転(内旋)させます。





柱など安定したものにチューブを固定し、もう片方の端を鍛える方の腕で持ち、足を肩幅くらいに開いて、
体を真っ直ぐにして立ちます。


反対側の手を鍛える方の脇に手を挟むか、肘に手を当てると動作が安定しやすくなります。


肘の角度は直角、前腕が床と平行になる様にして下さい。


そして、チューブの弾力に抵抗するように、肘を支点にして前腕を体の内側に向かって巻き込むように回転(内旋)させます。





ただし、内にいっぱいまで内旋させるのではなく、肩甲下筋が十分に働くのは腕を真っ直ぐに出した状態から
内側・外側ともに大体45度くらいの範囲ですから、この範囲を外れると肩甲下筋以外の筋肉も働いてしまいます。





また、手首を使ってチューブを引っ張ったり、体を捻ったり傾けたりしないように注意して下さい。


回数は他のインナーマッスルのトレーニング同様、初めは20〜30回を1セットとし、2〜3セットを目安に行なって下さい。