トレーニング ⑫

【チューブトレーニング ②】


チューブを使っての代表的なトレーニング方法でもある肩のインナーマッスルの説明です。


肩のインナーマッスルは回旋筋腱板(ローテーターカフ)と呼ばれる
「棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋」のトレーニングになります。


まずは棘上筋のトレーニングから





背筋を伸ばし、足を肩幅に開き真っすぐ立ちます。
鍛える方の手でチューブを握り、鍛える方と逆側の足でチューブを踏んで固定します。


踏んだ位置からチューブの長さが短くなるほど負荷が強くなるので、緩まない程度に調節して下さい。


準備が出来たら、チューブを握った方の腕を体の真横よりやや前方に出し、
腕全体を内側に捻った状態(手の甲が目を向く様)にし、握った手の小指から上げていきます。


初めは20〜30回を1セットとし、2〜3セットを目安で行なって下さい。


このトレーニングは腕を上げる時の姿勢や角度がとても重要な種目なので、
腕を上げていく方向は体の真横に対して約30度、腕を上げる高さも垂直に対して約30度を目安として下さい。



              



特に腕を高く上げ過ぎると、三角筋の筋力を使う事になってしまい、棘上筋のトレーニングではなくなってしまいます。
また、力んで体が左右に傾いたり、肩が上がってしまわない様に注意して下さい。