トレーニング ⑧−1

腕立て伏せ・腹筋ときて、今回は【スクワット】について説明していきます。


スクワットは太ももの前部にある大腿四頭筋やお尻の筋肉である大殿筋を鍛える為の
筋力トレーニングの代表です。





太ももの後ろ側にあるハムストリングスや脊柱起立筋など背中の筋肉も補助的に鍛えられるので、
足腰を総合的に鍛える事が出来ます。





スクワットには色々種類がありますが、基本の足幅は大体肩幅と同じか、
それよりも足一つ分披露目が基本なります。
ただし、体が硬い人の場合は無理にこの足幅を保とうとすると背筋が曲がったり、
後ろにひっくり返りそうになる場合もあるので、何回か試しにしゃがんでみて
やりにくいようであればもう少し足幅を広くしたり調整してください。


なお、スクワットでしゃがむ時は両足を揃えて膝を真っすぐ前に出すわけではなく、
ややがに股になるような感じで膝を体の外に逃がすようにするので
両足のつま先はやや開いて、逆ハの字の状態にしておきます。


そして、スクワットを行なう際に上半身の姿勢は背中が曲がると腰椎に負担がかかり腰を痛めやすくなるので、
最初から最後まで常に胸を張り、背筋を少し反るくらいの気持ちで伸ばしておくことが大事です。
少し上半身を前に傾けて、ややお尻を突き出すようにしてしゃがんでいきましょう。


この時、特に意識すべきなのは

 ・ 上半身の姿勢

 ・ 膝を曲げる方向

 ・ 膝の位置     3点です





しゃがんでいく間、胸を張った姿勢を維持し、視線はまっすぐ前よりもやや上の方を向けておくと、
自然と猫背になる事を防げます。


必ずしも一呼吸でしゃがむ必要はありませんが、息を大きく吸いながらしゃがむと胸をはった姿勢が保ちやすいです。


膝を曲げていった時は膝の位置がつま先より前に出過ぎないように気を付けてください。
つま先を超えて大きく前に出してしまうと、膝への負担が増して傷める危険性があるので注意です。


ここまでがスタートポジションからしゃがみ込むまでの動作や注意点になり、次回に起き上がりの動作についての説明になります。