第4回 ストレッチ

今日ではストレッチという言葉はよく耳にすると思いますが、
今回はそのストレッチをテーマに説明していきます。


ストレッチ(stretch)とは引っ張る、伸ばすという英単語で
ストレッチング(stretching)はその伸ばす動作のことをさします。
ちょっと体を伸ばす、あくびをするなども一種のストレッチです。


スポーツ選手がウォームアップやクールダウンの時に行ったり、
怪我の予防やリハビリでも使いますし、一般の方では
仕事の合間や疲れた時などに体を伸ばしたりとストレッチは
色々な場面で行われています。


ストレッチの効果としては


・関節可動域(柔軟性)の維持、向上
・血液循環の向上
・障害予防
疲労回復の促進
・リラクゼーション


ストレッチの注意点として知っておいて欲しいのが、
「伸張反射」という身体の反射で、ストレッチの際に筋肉を急に
伸ばしたり、勢いよく反動をつけて行うと、中枢神経と呼ばれる
脳や脊髄から“切れたらまずい”と判断し“収縮しろ”と指令が
出されて、伸ばされた筋肉に対して収縮させる防御反応が
おきてしまうのです。


例えば、シートベルトをイメージして下さい
急に引っ張るとロックし、ゆっくり引っ張ると伸びますよね
これと同じことが筋肉にも起こるので、せっかく筋肉を伸ばす
どころか逆に緊張させ硬くさせてしまいます。


この様にストレッチを行う際には伸張反射が起こらないように
反動をつけずゆっくりと伸ばす事と


・リラックスし、伸ばす時に息を吐く
・15秒〜30秒ぐらい目安で行う
・人それぞれ柔軟性が違うので競わない
・伸ばしている筋肉を意識し、痛みが出るほど伸ばさない
・正しいフォームを理解し継続して行う


以上の点を注意して行えば、誰でも行うことが出来ますので、
初めから沢山行おうとせず1つ2つと数を増やしていき
頑張って続けていきましょう!


方法などのご質問、ご相談は随時受け付けていますので
お気軽にお問い合わせ下さい。