足首の捻挫

スポーツや日常生活でも起こりやすい怪我と言えば捻挫ではないでしょうか!?
スポーツを経験された方なら1度や2度は経験された事はないですか?


そこで今回のテーマは捻挫の中でも特に多い 『足首の捻挫』 についてです。


足首の捻挫はスポーツ時や段差を踏み違えた時などに足首を内に捻る
内反捻挫の場合がほとんどですが、逆に外に捻る外反捻挫は足首の構造上、
可動域が少ない為に簡単には起こりにくいので、損傷した場合は靱帯損傷だけでなく
骨折など合併していないか疑わなくてはなりません。


一昨日、陸上部の学生が以前に捻挫した足首と同じ所を捻り、痛みが少なかった為に
2日程様子を見ながら練習を続けた結果、大きく腫れた状態で来院されました。


捻挫はRICE処置を含め、いかに早く初期の処置を行うかによって
治癒までの期間が変わってきてしまいます。
痛みの感じ方には個人差がありますので、無理をせずに少しでも早くの
処置を心掛けて下さい。


足関節の捻挫から競技に復帰する際に多くの場合、サポーターやテーピングなどで
固定をしますが、当院ではコスト面や固定の強弱を考えると
私達は厚めの弾性包帯を使用する事をお勧めしています。
安価で繰り返し使用でき、状態に合わせて強弱などの調整がしやすいからです。





ただし、野球やサッカー等の場合はスパイクを履く為、かさが増えて
不向きな面はありますのでテーピングを巻いたりしますが、
柔道や空手など裸足で行なう競技の際にはコスト面を含めてお勧めです。


テーピングを巻く際にも患部の状態や競技・生活レベルなどを考慮し
テーピングの種類を使い分けて固定力の調整を行なっていきます。





また、足首の捻挫以外でも腫れがある場合などには、腫れを抑えるのに
クッションや座布団などを敷いて足を上げておくと効果的ですよ。


一度の捻挫のみならず、再度繰り返さないためにも、私達はコスト面も含めて
少しでも早期復帰・回復出来るように努めてまいりたいと思います。