少年柔道

山口香さんが少年柔道についての感想を書かれていた
山口香さんは、女三四郎と呼ばれ、「YAWARA」の主人公モデルである



負けると涙を見せる子供が多かった。自分の子供時代を考えると
負けて泣いただろうか?と考えてしまった
負けて悔しいと思う気持ちは重要だが、今の子供達は昔以上に勝つこと
へのプレッシャー、親のプレッシャー、指導者のプレッシャーが大きい
のかもしれない。


柔道の質も変わってきた
私達は試合でも組み手争いや切ったりといったことはなく
「組んでからやりましょう」といったのんびりとしたものだったが
今の子供達は組み手争いは当たり前だ、組み手のうまい子供も驚くほど多い
おそらく、柔道の技術として完成するのは昔よりもずっと早い
そのことが頂点を極める上ではプラスなのかマイナスなのかは
もう少し検証が必要になるだろう。


子供の場合、体格が大きいとそれに頼ってしまい、技術の習得を怠って
しまう傾向もある。これは本人の自覚が云々という問題ではない。
小さな体格の子供よりも実は恵まれた大きな体格の子供を伸ばすことは
難しい。
日本人の体格は良くなっているにもかかわらず、重量級で勝てなくなって
いる現実からもわかる。


筑波大学少年柔道錬成大会での総評である
この大会には全国の名門道場が参加され、基本がしっかりと教えられている
実力選手が沢山参加している大会


私が思うには、どのような大会でも「組み手争い」が当たり前になっている
基本も出来ていないのにな?
今の試合にだけ勝てたら良いのかな?
子供達が伸びるのかな?



サッカーの事は全然知らない私は
柔道の技がドリブルで、組み手争いがパスに似ているように思う


低学年からパスをするチームはその時期の試合では勝つように思う
ドリブルだけのチームはなかなか勝てないように思う
ドリブルの出来る子がパスを覚えだすと力の差が出るはず



勉強も、スポーツも、何事も基本ができていなければ・・・
我が家の三兄弟も、もう一度基本から始めませんか?


プレッシャーの涙では無く、自分が努力した悔しさで泣きましょう!
勝って泣きましょう!