アイシング

寒くなると、身体の冷えが起因して負傷される患者さんが増えます


来院された腰痛の患者さんの少し間違った判断
昨日、掃除機を持ち上げた瞬間に腰に痛みが発症した
自分の判断で、寒くて冷えているから温めようとカイロを腰に貼り
風呂も普段より長めに入ったのだが、痛みが強くなったと言ってます


急性期には受傷部の炎症を抑えるために冷やす必要があります
受傷部の炎症を治めるためには2.3日は冷やす事です
熱が出た時に使用するアイスノンや氷を袋に入れて約10分位で良いでしょう
風呂もシャワー程度が良いでしょう(炎症は温めることにより広がります)
2.3日は安静と冷却を心がけ、緩和すると温める事です


身体を冷やしても良いのですか?と聞かれます
薄着をして冷やしているのとアイシングは意味が違います
例えば、野球選手は肩を冷やすと良くないと言われました
試合を終えた投手が肩に何か巻いているのを見かけませんか?
投球で炎症をおこしているので冷やしているのです


寒くなると筋肉が収縮し、柔軟性も劣るので負傷しやすくなります
痛みが発症するまでは温めると良いでしょう


予防として、日頃のストレッチは効果的です
身体を温めるには手、足を温める温浴も良いでしょう
靴に入れるカイロは私のおすすめです


急性期は冷却(アイシング)、慢性期と予防は温める事です